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バレエについてのつぶやき・・・ バレエについてのつぶやき・・・

☆バレエは・・・


音楽に乗って踊ることが、ただただ楽しい! 本当にきれいでワクワクする夢の世界です・・・。



☆レッスンを積み重ねると・・・


バレエのレッスンは、年齢や体の条件を問わず、すべての人がトライ出来ます。
そして、レッスンを積み重ねる事で、子供から大人までどんな方でも必ずプラスの要素を得る事が出来ます。
プラスの要素とは、何より体が美しく強くなること。また、感性を目覚めさせ豊かにして行く事が出来ます。そして、静かに自分と向き合い、自分と格闘する事で、心も強くなります。舞台に出る人は、舞台を創り上げる過程で、自分の事だけでなく、周囲の人々に対する思いやりの心や、客観性を養って行く事が出来ます。



☆バレエは儚いのに時間がかかります・・・


バレエは瞬間の芸術と言われます。
夢のように美しく感動的なバレエの舞台は、瞬間浮き上がっては消え、浮き上がっては消えて行きます。
その一瞬一瞬に賭けて、踊る人は毎日努力を惜しみません。
バレエは、本来とても時間がかかるもの・・・
私の一番尊敬するバレリーナの森下洋子さん曰く、「バレエの道は、一歩ではなく、半歩ずつ、の心で稽古を積み重ねることが何より大切です。」

踊る人にとって、体は楽器のようなものです。
正しく、良い音を出せるように、頭から手、足の指先まで、体の全てのパーツを常にチューニングし続けなければなりません。この繊細なチューニングをバーレッスンで行います。そして、調整された体をもとに、今度は多彩な表現に拡大して行けるよう、沢山のステップ、ジャンプ、回転等をセンターレッスンで身につけて行きます。



☆その先に開けている世界って・・・?


バレエは、スポーツではなく芸術ですので、身につけた技術を通して表現したいことをいかにお客様に伝えるか・・・ということが一番大切なことになります。
表現するためには、発信したい何かを、内に強く持っていることが不可欠です。
音楽性、情緒性、演技力、また花がある、ということも重要でしょう。
同時に、舞台の空間は、無意識の自分というものも反映されてしまうものです。ですので、日々精進し、人間力を高めて行くことも大切でしょう。
とても厳しい世界ですが、だからこそ、生の人間を感じられる一期一会の舞台は面白いと思うのです。
このように、バレエの世界は深いので、進んで行くほど、壁にぶつかることも多くなって行くものですが、踊る人は、謙虚な気持ちでひとつひとつ乗り越えて行こうとすることが大切です。大事なことをポケットに入れながら、少しずつ進んで行きます。そして時間をかけて得たものは確かなものだと思うのです。



☆みんなが出来るバレエ・・・


人々に感動と喜びを与えることの出来るプロのダンサー、プロの舞台は、バレエを夢見る子供達にとって最高の憧れであり、一般の人々にとっても本当に貴重な存在ですが、最初に言ったようにプロを目指すことのみがバレエの道とも思いません。
プロ、アマを問わず、年齢や経験に関係なく、レッスンを重ねる過程で、心の眼を開き、何かを発見しようとし続けること・・・それを楽しむこと。地味なようですが、これこそが道と言えるのではないでしょうか・・・。



☆人生に生きてくること・・・


ただ踊ることの楽しさ、ワクワク感、又辛いことや壁を乗り越えた先にある喜びと感動を感じる経験を通して、人生においても、どんなときでも希望を見出せるような、やわらかく、しなやかな心のつよさを培ってほしいと思います。
バレエの世界には、そのような磁力があると思うのです。

まずは、シンプルにバーを手にまっすぐに立とうとすること・・・心を開いて音楽に乗って楽しむこと・・・いつもスタートはそこからです。